Apple Vision Pro アプリ開発
Apple Vision Pro向けAIアバター体験を、Meta Questへ同品質で実現

XR×生成AIで実現した体験を、異なるデバイスへ展開するアプリ開発事例
キャリアボット様は、「XRと生成AIを組み合わせることで、より一人ひとりに寄り添ったキャリア支援が実現できるのではないか」という構想のもと、Apple Vision Pro向けの対話型XRアプリの開発に取り組まれました。
本アプリでは、空間上に表示されるAIアバターと、音声・テキストによる自然な対話を通じて、学生一人ひとりの状況や志向に応じた進路相談や模擬面接を提供します。
没入感のある空間表現と生成AIを組み合わせることで、従来の画面ベースのアプリでは得られなかった、体験価値の高いキャリア支援を実現しています。この取り組みは、XRと生成AIをPoCに留めることなく、実運用を見据えて実装した開発事例です。
<事例記事はこちら>
キャリアボット様はこの取り組みを踏まえ、Apple Vision Proとは異なるXRデバイスであるMeta Questにおいても、同等の体験価値を提供できないかという検討を進められました。
当社は、Apple Vision Pro向け開発で培ったUX設計・対話体験・AI連携の知見を活かしつつ、体験価値を損なわないことを前提に、Meta Questのデバイス特性に合わせて、機能・表現・実装方法を再設計しました。
デバイス特性を踏まえた再設計アプローチ
本プロジェクトでは、Apple Vision Pro向けアプリ開発時と同様に、UI/UXデザインから設計、開発、検証までを一貫して担当しました。
今回は、Apple Vision ProとMeta Questという異なる思想・入力方式・表現制約を持つXRデバイス間で、「同等の体験」をどう実現するかが重要なポイントとなりました。
【AIアバターの対話体験を支える音声品質の確保】
Meta Quest版の開発では、Apple Vision Pro版と同等の対話体験を成立させるため、音声読み上げ機能の品質確保に特に注力しました。
Apple Vision Pro版ではOSの標準機能により低コストで実現していたことから、Meta Quest版でもコストを抑えつつ自然な音声読み上げを実現したいという要望がありました。そこで以下のサービスを比較・検討し、体験品質・運用コスト・音声の安定性を総合的に評価し、Microsoft Azureの音声読み上げサービスを採用しました。
| サービス | 利用コスト | 実装コスト | 声の質 |
|---|---|---|---|
| Unity 音声読み上げアセット | 有料 | 見積工数超過 | 評価対象外(コスト面で不適合) |
| Android 音声読み上げ機能 | 無料 | 見積工数超過 | 要望に合致 |
| ボイスロイド 無料版 | 無料 | 見積工数内 | 合成音声で人間味が薄い |
| Microsoft Azure 音声読み上げ | 有料(月額) | 見積工数内 | 要望に合致 |
【Meta Questの操作特性を踏まえたUX改善】
Meta QuestはApple Vision Proとは操作体系が異なり、コントローラ操作が多く用いられるため、本アプリではコントローラ操作を前提とした設計としました。
開発を進める中で、アプリ起動直後の操作が直感的でないという課題が明らかになりました。そこで、操作方法を示すチュートリアル画像の表示機能を追加し、初回利用時の操作性を改善しました。
このように、デバイス特性による課題にも丁寧に向き合い、体験全体のわかりやすさと没入感を高めています。
本プロジェクトの特徴は、Apple Vision Pro向けに設計した体験コンセプトをそのまま流用するのではなく、Meta Questというデバイスで「同等以上の価値」を成立させるための再設計を行った点にあります。
XRデバイスごとに最適解を導き出す、実践的な開発アプローチ
本プロジェクトの本質は、Apple Vision Pro向けに設計した体験をそのまま移植することではなく、異なるXRデバイスでも体験価値を再構築できる設計思想にあります。
本事例が示すように、当社は、
- ✔ XRデバイスごとの特性理解
- ✔ 生成AIを含むシステム全体設計
- ✔ 体験価値とコストを両立する設計力
を重視し、構想段階からプロダクト化まで伴走します。
構想段階の検討から、PoC、本開発への移行まで、XRや生成AI活用をご検討の際は、ぜひご相談ください。




















